七五三で後悔しないために、準備で失敗しないコツとは?
七五三スタジオ撮影ロケーション撮影初めての七五三、慣れないことが多くてどう準備をはじめていいかわからない、どうしよう?と思っている方も多いはず。
実際に七五三を経験したママパパからは、撮影やお参りでやっておけばよかったと後悔していることがあるとの声を聞くこともあります。今回は、七五三をおこなった先輩ママパパからの、やっておけばよかったこと、やってはいけなかったことなどの体験談をいくつかご紹介。
やっておけばよかった、後悔したこと
・希望の時期に予約が取れなかった
最も多い話としては、撮影やお参りの時期についての、もっと早く準備をはじめておけばよかった…というもの。
多くの方は、七五三は、秋口から11月ごろに撮影やお参りをするというイメージがあるのではないでしょうか?
実際に11月の土日を希望するご家族が多いのも事実で、スタジオや人気の着物の予約が取りにくくなります。
普通の日でもおじいちゃんやおばあちゃんも一緒に撮影やお参りを希望する場合は、みんなの予定を合わせるだけで大変。
みんなの予定を確認し終わったら、スタジオや神社の予約が取れなくて、スケジュールを再度調整することになったなどの話も聞きます。
そうこうしているうちに、11月の予約は難しくなって、かなり日程がずれてしまうなんてことも考えられます。
日程を早めに相談して決めていたら、という後悔をしたママパパは多いようです。
・1日の予定に疲れてしまった
最近では、神社へのお参りにも、カメラマンの方に同行してもらっての撮影を希望するご家族も増えてきました。ただ、慣れない着物を着ての撮影は、体力のないお子さんには大きな負担となります。
また、お参り当日にスタジオでも撮影を希望していたり、お参り希望の神社までお支度をしたスタジオや美容室からの距離がが少し離れている場合などの車移動で、お子さん疲れてしまって、機嫌が悪くなってしまい、結果、笑顔の写真が少なくなってしまうなんてことも。
また、秋の七五三のシーズンになると、スタジオなどでも待ち時間が長くなってしまうこともあります。
・着物のサイズ確認をしていなかった
七五三の着物の準備するには、着物をレンタルする場合や自宅に着物がある方、友人や親戚に借りる方など、いろいろな方法があります。どの場合でも、自身の子どもさんのサイズをしっかり確認しておくようにしましょう。
特に、ご自宅に着物がある場合と、友人や親戚に借りようと思っている方は、以前この着物は、七五三で着たから大丈夫!という言葉があっても鵜呑みにしてはいけません。
お子さんの成長には個人差がありますし、肩上げや、腰上げが必要な場合逆に、着物のサイズが小さいと感じる場合があります。
また、七五三をおこなう日程のギリギリに着物を確認するのも問題です。自宅での保存が長期になっている場合は、気づいていなかったシミがあって当日になって気がついて代わりの着物が用意できなかったなんてこともあります。
七五三を成功させるためのポイントは?
①七五三はいつ・どこへ・誰と行くかは、早めに家族で相談
まずは、いつ七五三をしようと考えているのかをママパパで希望を合わせておきましょう。
以前は3歳の七五三といえば、数え年にあたる2歳の年にお祝いをしているケースが多かったのですが、最近では満年齢でのお祝いをするケースも多くなってきました。そうするとお祝いする年が変わってきます。
お子さんの成長ペースに合わせ、2歳より3歳の方が、慣れない着物をきて、お参りに行く際の負担が少ないとの理由もあります。
そして、スタジオ等で撮影をしてお参りに行くのか、お参りの際に同行撮影してもらうのか、などご家族の希望を擦り合わせておく必要があります。ママパパとお子さんだけでお祝いするのか、おじいちゃんやおばあちゃんも一緒にお祝いしてもらうのか、お参りだけみんなで行くのか、その後みんなで食事会をするのかなど、その日にどんなお祝いをしようと思っているのか、また、別の日にお祝いをしようと思っているのかを話し合って伝えておきましょう。しっかり話をして希望を合わせておくと、直前になって慌てることなく楽しくお祝いすることができるはず。
②大人の都合もあれば、子供の都合もある
ママパパが「七五三のお祝いをしよう」と考え、写真撮影を計画していても、お子さんにとっては大変なこともあります。着慣れない着物を着て、知らない人がたくさんいるスタジオや神社へ行き、長時間じっとしているのは子供には負担になることも。
また、大人の普段と違う服装や雰囲気にそわそわしてしまいがちです。その影響で、お子さんにいつもの笑顔が出なかったり、朝早くからの準備で眠くなったり、お腹が空いてしまったりすることもあります。
せっかく一生懸命準備をしても、お子さんが不機嫌になって泣いてしまう…そんな話もよく聞きます。
「一日ご機嫌に過ごしてほしい」という気持ちと、「着物を着て可愛く・かっこよく写真を撮りたい」という気持ちで、大人も心配することが多いかと思います。ですが、万が一お子さんの機嫌が悪くなってしまったときに備えて、普段どんな方法で気分を落ち着かせているかを考えておくと安心です。
例えば…お菓子をあげると気分転換になる子、動画を見ながらならじっとしていられる子、ママやパパとギュッとハグをすると頑張れる子。
お子さんに合った方法でリラックスできるようにしておくと良いですね。少し頑張ったら、少し休憩して充電する。そんなふうに気分転換をしながら、楽しい一日になるよう、余裕のあるスケジュールを心がけましょう。
③お参りは時期をずらしても大丈夫
11月15日が七五三をお祝いする日として知られていますが、絶対にこの日でなければならないということはありません。スタジオや神社によっては、人が多く、待ち時間も長くなってしまうことがあります。ご家族のお仕事の都合もあるかもしれません。そんなときも心配しなくても大丈夫です。多くのスタジオや神社によっては、11月以外でも七五三の撮影やお参りを受け付けているところが多くなってきていますので、事前に確認をして検討してみてはいかがでしょうか?
こちらの記事もおすすめ『七五三っていつ?時期と決まりがあるのかを解説』
確認をして伝えることはしっかりと
・レンタルする場合もサイズの確認を!
「レンタルショップで借りるから大丈夫!」と思っていても、事前にお子さんのサイズを測り、着物を選ぶことが大切です。
レンタル着物は、平均的なサイズで肩上げや腰上げがされていることが多く、ショップによっては「針を通さない」「縫い上げの糸を解かない」といった注意書きがある場合もあります。そのため、サイズ調整ができないことを考慮して選ぶ必要があります。
また、ショップによって、サイズ表記が『満年齢基準』なのか『数え年基準』なのかが異なることも。お子さんの年齢にとらわれず、裄丈や身長を基準にしっかりと着物を選びましょう。
・以前七五三で使ったから大丈夫でも、お子さんに合わせて
兄弟姉妹で同じ着物を着たり、親戚やお友達から着物を借りたりする予定の方もいらっしゃるかと思います。
その際、「数年前の七五三で着たものだから大丈夫」「小物もそろっているし、縫い揚げもしてあるから問題ない」という言葉を鵜呑みにするのは危険です。
なぜなら、成長速度はそれぞれお子さんによって異なるからです。同じ年齢でも成長が早い子もいれば、ゆっくり成長する子もいます。そのため、実際のサイズを測り、お子さんに合わせた着物の準備や調整を行うことが大切です。
また、以前着たときには気づかなかったシミやシワが目立つこともあります。七五三当日に慌てることのないよう、ギリギリではなく、早めに着物を借りる手配をしておくと安心です。
こちらの記事もおすすめ『七五三の着物はレンタル派?購入派?それぞれの特徴を解説』
・着物を着ることをしっかり伝えておく
サイズを測って着物の準備もバッチリ!と思っていても、当日、いざ着替えるタイミングで「いや!着替えない!」となることも…。初めての場所での緊張、急な着替え、普段と違う着物の感触、周りにたくさんの知らない人がいること…さまざまな要因が考えられます。
しかし、撮影やお参りの準備、当日のスケジュールに意識が向いているママやパパは、お子さんが嫌がる理由をじっくり理解し、話をする余裕がないかもしれません。そうならないために、事前にできることがあります。
もし家に着物がなくても、スマホなどで着物を着た子どもの写真や動画を見せながら、「こんな場所に行って、こんなふうに着物を着るんだよ」と伝えておきましょう。
お子さんにとっても、大人にとっても、初めてのことは緊張するものです、「どこへ行くのか」「何をするのか」「誰に会うのか」「どんな着物を着るのか」を前もって伝えてあげることで、心の準備ができます。もし着物が家にある場合は、サイズ確認を兼ねて、お子さんの機嫌がいいときに羽織らせてみるのもおすすめです。
着付けに自信がないママやパパでも、肌着の上から羽織らせ、一緒に鏡の前に立ってみるだけでOK!きっと「初めて」の不安が、楽しい準備時間へと変わっていきますよ(^^)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
七五三は、お子さんの成長をお祝いする大切な行事。できれば失敗や後悔なく迎えたいものですよね。
とはいえ、当日は思いがけないアクシデントがつきもの。「しまった!」と思ったときの対策や解決策を事前に考えておけば、ちょっとしたハプニングもすぐにリカバリーでき、「こんなこともあったね」と笑顔で振り返る楽しい思い出にすることができます。
家族みんなで楽しく準備をして、素敵な思い出を増やしてくださいね☆